2日目。宿泊ホテルの「ルネッサンスホテル」からタクシーで出発。
集合時間は16時。移動時間を引くと、自由時間は約5時間。ファイト、私たち。
近代建築巡りが趣味の母のリクエストで、まずは旧ソウル駅を目指すことに。準備よく、ソウル市内の古い建築をネットで調べA4にまとめてきた母。
「これも近くにあるはずなんだけど、地図で見るとわからないのよ」
後部座席でガイドブックの地図を見ながらああだこうだと言っていたら、運転手さんが覗き込んできた。
すかさず「これが見たいの」と意思表示する母
運転手さん「○×△●××(ああ、これこれ!)」
あっさりみつかったーーー!
「ああ、通り過ぎる前でよかった!アニョハ…じゃなくてカムサハムニダ!」一気に盛り上がる車内。
少し進むと、工事中の大きな建物が…これもしかして南大門!?
運転手さん 「南大門○×△●××…」
私 「…あーあー!南大門…ファイヤー?ファイヤー??」(訳:あ!数年前に火事で焼失しちゃいましたよね!?)
運転手さん 「ファイヤー、ファイヤー!」(訳:そうそう、いま修復工事してるんだよ、ほら横から少し内部が見えるでしょ)
ハートで感じる異文化交流。
あっという間に旧ソウル駅着。親切で楽しい運転手さんとお別れ。
わー!
母曰く、アムステルダムの駅風らしい。東京駅にも似ているね。
内部も見学。素敵、きてよかった
もちろん新しい駅も見学。今回の旅は鉄道要素ナシと思っていたから一気にテンションがあがる。母と娘の趣味をカバーする新旧ソウル駅。
天井が高くて空港みたい
Music Cafe Train?面白そう!乗ってみたい!
鉄道模型だ!写真撮りまくり
なんかかっこいいモニュメント
なぜかもみじまんじゅうが売られていたり(丸いのは何)
ゆるキャラ化していたり(茶色いのは何の動物?)
さて、一通り見学した後は、腹ごしらえを。時間もないし、簡単にぱっと入って食べられそうな駅構内の食堂に入ることに。
店内をのぞいてみると、店員さんが皆無表情できびきびしていて怖い。正直ビビりなので、口頭でオーダーする自信が全くない。
そこで、ディスプレイをデジカメで撮り
「これとこれください」
あっという間に通じた。作戦勝ち! そしてしばし待つと…
これとこれ出てきた
ずいぶんちがう。
でも私のオーダーした方(右)は、辛すぎずなじみのある味でホッ。キムチや小さなご飯がついてくるのも嬉しい。
しかし。はずれのないようなメニューを選んだのに母がオーダーした白い方に味がない。明らかに塩が足りない。
「このスープ、肉の臭みしかしない…」
それでも頑張って食べる母。ふと横を見ると、テーブルにある塩で調味しながら食べている人が!
「ねえねえ、塩、足しながら食べるみたいだよ!」「うん、いい。慣れて美味しくなってきた。」
まさかの自力克服。ついに塩を足すことなく食べきっていたけど、これはかの有名なソルロンタンで、塩を好みで入れて食べるものだそうな。
と、帰ってから知りました。
つづく…